Team Ladybug開発のメトロイドヴァニア、“Touhou Luna Nights” をクリア。タイトルの通り、東方の二次創作。
プレイ理由は、セールしていて安かった、面白いと聞いていた、メトロイドヴァニアが好きだから。
Switchでもプレイ可能なようだ。
評価:とても良い
メトロイドヴァニア感はないが、原作の雰囲気を上手く活かしたアクションゲーとして高評価
プレイ時間:7時間
裏ステージ+ボスラッシュまでクリア。
ゲームの仕様をクリア直前まできちんと理解しておらず、少し時間がかかった。
正直かなり遅いと思うので、人によってはもっと早くクリアすると思う。
■ストーリー
ルナナイツから脱出しろ
■感想
プレイヤーである昨夜の当たり判定はかなり小さめ。
敵の攻撃判定ギリギリで避ける、所謂グレイズすることでHPやMPを回復することが可能。
時間停止中のグレイズは弱体されており、MPと時間停止ゲージしか回復しない。
時間停止して安全に避けるか、リスクを取ってグレイズして大きなリターンを得るかの駆け引き。
時間停止中にも動くギミック、時間停止中にしか動かないギミックなどの組み合わせも多少ある。
キャラクターの強化はレベルアップ、もしくは敵を倒して手に入る宝石。
ショップで宝石を売ることで各種回復薬を入手することが可能なトレードオフ。
ただ、戦闘中に敵の攻撃をグレイズすればかなりの量のHPを回復可能なのでショップを利用する必要はない。
ボスの行動パターンがほぼ完全に固定なので、何回か挑戦すれば撃破は難しくない。
ただ、敵の火力は総じて高め。攻撃にもよるが、大技だと2、3回くらい被弾すると死ねる。
◇good
・グラが良い
細かいところまでドット絵で丁寧に作られている。
・ボス戦が楽しい
初見では避け方がまったくわからないような攻撃もある。
何回か繰り返しているうちに無理なく撃破可能。
・悪魔城リスペクトを感じる
悪魔城を感じられる要素が多く、既プレイ者ならニヤリとなる。
意識しているのかはわからないが、壁抜けバグ、所謂 “姉歯城” 状態にも一度なった。ここは褒めるところではないが・・・
◇bad
・探索要素は薄い
強化アイテムやサブウェポンが隠されてはいるが、基本的に区画毎に区切られた一本道のステージ構成をしており、メトロイドヴァニアならではの、今まで行けなかったところに行けるようになる面白さ、というのはほとんどない。
どちらかというと月下以前のステージクリア型の悪魔城テイスト。
・サウザンドダガーが強すぎる
サブウェポンのサウザンドダガーが長時間無敵がついており、無敵中にもグレイズ判定があるので、あんまり何も考えずに連打しているだけで攻防一体で強い。
敵の攻撃を真面目に避けるのが無駄だと感じた。多分最終的にこれ連打するだけのゲームになる。
・解像度の変更ができない
1280×720以上の解像度でプレイしようとするとフルスクリーンにしか出来なくなる。
1600×900くらいは設定できるようにしてほしかった。
・ボスラッシュの記録に意味が薄い
クリア後、ボスラッシュが可能なのだが、ステータスが挑戦時の状態に依存しているので、高ランククリアを目指すのならばレベル上げが必要。また、何故かチルノだけボスラッシュにいない。
ボスは当時の強さで出てくるため、序盤のボスは即殺してしまい面白みに欠ける。
・十分に楽しむためには東方の知識が少し必要
登場キャラクターは、ほとんど東方紅魔郷のものだけで、自分の認識では東方界の最メジャーキャラクターしか存在しないと言っても良い。
しかし、東方の知識を欠片も持っていないとキャラクターの性格設定や技の設定などがわからず、最大限楽しめないかもしれない。
例えばこの技、原作を知っている人だと “レーヴァテイン” だな、とわかる。
が、知らないと、ただのレーザー攻撃にしか感じられない。
■総評
メトロイドヴァニアというには探索が弱いが、時間停止・遅延・グレイズによる回復の要素が上手く絡み合っており、アクションとして面白い。
2Dアクションが好き、東方を少し知っている人は定価購入しても悪くない。
セール中ならば買う価値かなりあると思う。
コメント