リクエスト記事です。例の神ゲーに関する話題ですね。
◇無能の治し方
結論から言うと治りません。
治るという言葉は “病気が治る” という風に使われるのが一般的なのでは。つまり、標準の状態から一時的に悪くなっているところを元に戻す、というのが治るという言葉の意味になる。
で、“無能の治し方”。
“無能”というのは、単に能力が劣っているという意味だろう。これは治すものではない。
ある固定主AがPTメンバーBに “この無能があッ!” と言う。Aから見て、Bが自分より、あるいは一般的な標準(偏差値50)、もしくはPTメンバーの標準より劣っていることを指していると思われる。しかし、その能力がBにとっては標準であるため、治す手段はない。
というわけで、“無能を治す方法” はありません。“無能を成長させる”あたりにしとくのが良いんじゃない?
実際はもう少し柔らかくして、“仲間の成長を促す”くらいにしておくのが良いだろう。
◇もう一つの可能性
“無能の治し方” なんて言うくらいだから、本来はもっと上のステージに立てる人間のはずなのに不調のせいでそのレベルに達していない、そういう風に捉えている可能性はある。
つまりこれは彼(彼女?)からの、遠回しな激励だ。
“お前はもっと出来るはずなんだ、どうして本来の力を発揮できない?” そういう気持ちを込めて“無能の治し方”チャンネルを作成した可能性がある。
つまり師匠キャラが “馬鹿がッ!” とか “阿呆ッ!” とか言うのと同じようなノリだ。
“この無能が!”って言ってる師匠キャラ、自分は記憶にないのだが大きく外してはいないだろう。無能って言われるとメスガキしか思いつかん。
ライバルキャラでもそれっぽくなるな。そう考えると途端にいい人そうに思えてくるというか、憎めなくなってきませんか?
彼の発言を東方不敗マスターアジアやエヴァンジェリン・A・K・マクダウェルちゃんの声で脳内再生してみてください…
やっぱり嫌かも。でもアバン先生なら許せるかもしれない。
◇実際に無能が成長したのを見たことがない
何故なら基本的に8人の中での相対的な評価になるから。
“俺たちのPSは一般的なプレイヤーを遥かに凌駕している。だからお前は俺たちの中では明らかにミスが多くて足を引っ張ってばかりだが、標準的なプレイヤーの基準で言えば上手い!偉い!” と言っているポジティブな人を見たことがない。
零式1層で足を引っ張る人、2層でも3層でも4層でも足を引っ張ります。
絶の最初の方の簡単なギミックをよくミスする人、最後まで足を引っ張り続けます。
最初に “こいつ下手だな” と思われたら終わり。集団内で見えざる序列が必ず発生する。
最初に目をつけられた奴がミスすると、またか、みたいな気持ちになりませんか?実際は同レベルにミスが多い人が別にいたとしてもだ。
下手だと思われた人間は責められることを恐れてプレイに影響が出る。逆に自分が集団の中で上位にあると認識すれば、多少ミスしたところで “でも俺のほうが上手いしな” と恐れずにプレイ出来る。
◇無能から脱却するには
異世界転生しかない。
レベルの高い集団では無能扱いされていても、別の集団では最強、神になれる可能性がある。
“貴方…今何をしたの!?”
“何って…123番の基本コンボをしただけだが?”
流石にここまでレベルが低いのはあまり見たことがないが、“2分バーストを回しただけだが?” で最強になれる集団なら、いくらでもありそうなのがこのゲームの良い所だ。
◇感想
少し変な人に遭遇するのは可能性として有り得る話で、もうそういう人がいるのはしょうがない。
でもそういう環境になった時に、おかしいと思わない、もしくはおかしいと思いつつも拒否出来ない、抜け出せない。そんな風になっていた他のメンバーの方がヤバいというか、心配になるね。変な壺とか買わされたりしそう。
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